墓石の価格

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お墓の値段について

~費用が変動する項目~

 
墓石の値段は、墓地の面積や石の大きさ、字彫り・彫刻などの加工方法などにより、大きく変動します。施工がしやすい整備された墓地(霊園等)と整備されていない墓地(寺院、山にある墓地)でも値段が変わります。値段が変動する条件として、墓石を運搬する距離(トラックなどから墓石を建てる墓地までの距離)、墓地までの道の幅(石材運搬車が通れるか)、墓石を建てる区画の周辺の状況(クレーンが使用できるか)などの作業のしやすさも関係します。

お墓の価格計算式

 
意匠設計費 + 墓石の使用量 + 墓石の加工賃 + 墓石の施工費

意匠設計費

墓所デザインの設計には強度計算、地盤調査、意匠図面作成、検証等が必要ですので費用が発生します。

墓石の使用量

墓石の種類、墓石の使用量によって変化する値段

  • 墓地の広さ(幅×奥行×高さ)
  • 墓石の大きさや使用量

墓石の加工賃

墓石の加工方法による加工代や施工代

  • 加工の難易度や加工作業時間
  • デザインの程度により運搬費・施工費が割り増しになる

墓石の施工費

施工場所によって変化する値段

  • 墓地の整備状況(霊園、寺墓地、山、荒地など)
  • 墓石の運搬距離(トラックから墓石を建てる墓地までの距離)
  • 墓地までの道幅(石材運搬車がスムーズに通れるか)
  • 墓石を建てる区画の周辺状況(クレーンが使用できるか)

修理の値段について

~大きな要素はこの3つ~
要素①

 

「石材費用」

 
香炉や塔婆立、花立などの小物や部材、石塔や外柵に使用する石材の費用です。小物や部材の場合、生産地や加工品質、細工などの高度さに応じて費用が上下します。石材の場合は、産出地によって費用が大きく変わります。墓石に使われる石材は、天然無垢の石材ですから、産出地によって品質が大きく変わり、費用も連動して上下します。産出地によって、同じ石種でも特徴が変わるのが、石材の味わい深い所です。費用と、石材の特徴が気に入ることは別の問題です。費用が多いほど良い石とも言い切れません。じっくり選び、ご自身が最も気に入る石材をお選び下さい。最近は海外産の石材も多く利用されていますので、為替レートの変動が、材料費に影響を与えるケースも増えてきました。

要素②

 

「施工費」

 
実際に現場で行われる施工作業にかかる費用です。機材費や人件費が主なものになります。備品の取り替え程度ならばあまり必要ありませんが、解体や異動を伴う大きな工事になると、比率が大きくなります。また、施工費に大きな影響を与えるのが、墓地の立地です。大型車両を横付けできるような場所の場合と、山道を人力で登っていかなければならない場所の場合では、人件費に大きな違いが出ます。地盤がしっかりしている場所と、軟弱地盤でも違いますし、崖地などの危険な場所では施工費は上昇します。墓地が、他家の墓地と入り組んでいるような立地では、施工も難しく、費用も大きくなる傾向にあります。施工費は、工事開始後に新たな状況が判明した場合など、当初の計画との変更が発生する場合があります。状況の説明を良く聞いて、納得の上、作業を進めさせると良いでしょう。

要素 ③

 

工事の内容により大きく価格が変動する『石材費』と『施工費』

 
外柵工事と墓石(石碑)工事は墓所工事の中でも最も費用がかかる工事です。墓地の面積が広いほど外柵に使用する石材の量は多くなり、墓石もそれなりに大きくなるものです。
また、墓地の立地が坂や階段が多いところでは石材を運搬することが困難になるため施工日数が多くなりますので、おのずと施工費が高くなるわけです。
石材の材質も価格が大きく変動する要素です。国産の石材などは品質も良いため希少性が高く、同じ量の石材でも外国産の石材に比べて価格が高くなります。
なかなか一般の方では石の知識やお墓を買う経験がほとんどない為それらを適切に選択することは難しいと思います。
石材工事のプロである石屋さん、石材店にお墓の購入上限予算の中でより良い設計を提案してもらうと安心して検討することができます。