こんな症状の外柵・お墓は注意!
~古い囲い(外柵)を修理する~
外柵とは墓地の境界を示す、住宅で言えば外構の様なものです。外柵の中には墓石や納骨棺(カロート)を設置するので頑丈に造る必要があります。
最近外柵の修理を希望するほとんどの方が20年以上前に作られた「大谷石製」外柵です。
「大谷石」は加工がしやすく御影石に比べて軽量で安価だったため、その時代は住宅の外構や土留めにも使用される素材で、お墓の外柵にも多く使用されてきました。
しかし大谷石はみかげ石に比べると強度が弱い石材の為、風化によりポロポロとかけてきたり割れたり破損することは避けられません。
また、この時代に作られた外柵は現代のようなしっかりとしたコンクリート製の基礎がない場合が多く、地盤が弱い墓地では不動沈下により傾いているケースが多く見受けられます。
このようなお墓は以下の項目で判断できますので参考にしてください。
修理が必要な外柵の目安
- 石材を爪でひっかいて砂状のものが取れるのが大谷石です。
- 交換、据え直し等修理方法は各種ございます。詳しくはお問い合わせください。
外柵は堅固な基礎から
外柵の重量は外柵と墓石等の石材と土を含めて計算をすると大変な重さになります。この重さを支える役割をするのがコンクリート基礎であります。見えない箇所ですがこの基礎が外柵や墓石の重量に十分に耐えられるように計算されたコンクリート基礎でなければ沈下による傾きや沈みこみがおこり、後々大変な額の修理代がかかってしまいます。
市営墓地を持っていて外柵が古い大谷石製なので交換リフォーム工事をしたいのですがいくら位でできますか?
30年前に父が作ったお墓の外柵が風化でボロボロです。このたび修理を考えていますが予算をなるべく抑えたく全部で80万円以内でと考えていますが・・・
施工例
case 1
40年前に建てられた大谷石製の外柵。
墓石はそのまま使用。外柵を新たにしました。
BEFORE
AFTER
case 2
30年前にブロックで造られた外柵。
墓石はそのまま再使用、外柵を造り直しました。
BEFORE
AFTER
case 3
20年前に設備された大谷石石製の外柵です。法事に合わせてきれいにされるとの事でご相談をいただきました。石碑と墓誌はこのまま使用されるとのことで、今回は外柵のみのリフォームになります。
BEFORE
AFTER
事例紹介
参考価格
¥770,000~
(中国産白御影・基礎工事込)
墓地の面積や施工場所により価格は変動します。
※墓地まで運搬機等が搬入できない場合
※急こう配や階段がある場合
※墓地まで運搬機等が搬入できない場合
※急こう配や階段がある場合
ご予算的に石材の使用量を抑えたシンプルなデザインをおすすめしました。全体的に丸みを帯びたデザインとし、墓所入口は段差がなく、お参りがしやすいフロア型外柵をお選びいただきました。基礎工事もコンクリートで施工し、これから先も安心してお参りができる墓所になりました。