お墓に文字を彫刻する
江戸時代のお墓を見るといまだにこのお墓にはだれが眠っているのか、いつ亡くなったのかが確認できます。
長い期間残しておきたいと考えると書いても消えてしまう木材より、硬く堅固な石材にこそ彫刻に適していますので「石」に彫るのです。
弊社では現代では一般的なサンドブラスト彫刻技法を用いて、お客様の大切な石塔に自社職人が丁寧に刻字彫刻いたします。
後世に残すものだからこそ、手抜きをしないで真剣に向き合います。
薬研彫刻技法例
大切なお戒名は見やすく
お墓に埋葬される仏様の記録(戒名・俗名・没年月日・享年等)は一般的には墓石の横面や墓誌に彫刻します。
誰もが見やすい様に文字の大きさや位置、サイズなどを綿密に計算をして彫刻を行うことが大切です。
過去に戒名が彫刻されていれば、同じような書体、大きさや間隔にそろえて彫刻すると見栄えがよいでしょう。
弊社では熟練の職人が彫刻する墓石の下調べから彫刻作業まで一貫して責任をもって行います。
最新の彫刻機材と彫刻文字原稿作成システム完備。
彫刻文字案
実際に彫刻されたもの
事例紹介
(戒名1霊)
- 現地下見
- 拓本作業
- 原稿作成/確認事務
- 現地彫刻作業
墓地がある現場の状況により2つの作業方法があります。
- 墓石や墓誌を取り外して弊社の作業場で彫刻
- 墓地現地に機材を運びこんでの彫刻
※現地の状況を調査後にお見積もりいたします
※古い墓石への彫刻は施工できない場合があります
納骨作業も承ります
(1霊)
- 納骨式の介添え作業
- 納骨作業
- 石材の開閉、目地止め。
墓地に納骨する場合は管理者(お寺など)の許可が必要です。納骨棺の開閉は石材の取外し等の作業は一般に方では困難なのでプロにご依頼下さい。
※特殊な構造、石材を一人で運搬できない大型の墓地は別途費用が掛かります。調査後にお見積もりいたします。
納骨関連サービス
※【骨壺交換】古いお墓からご遺骨を取り出す際に骨壺が割れている場合に交換が必要です。
※【粉骨作業】納骨棺(カロートが満室で遺骨を小さくしたい場合や、改葬、墓じまいの際にご依頼が多いです。
※【遺骨の取出】お墓の建て替えやお墓じまい、改葬の際にご依頼が多いです。
お墓の文字を修正する
すでに彫刻された戒名彫刻、家紋彫刻等の文字彫刻は彫刻された箇所の全面を研磨することで消すことが可能です。但し、石碑の正面文字については棹石の形状により研磨することで形状がアンバランスになることもあるので注意が必要です。
事例紹介
墓石等を取り外して工場で切削・再研磨作業後に再彫刻いたします。
大掛かりな作業ですが、仕上がりは新規建立と同等になります。
墓石の取外し、運搬が必須なため、施工場所により価格が変わりますので現場調査を必ずご依頼下さい。現地確認後の見積もりとなります。
彫刻されたところを消すことができます。
墓石等を取り外して工場で切削・再研磨作業後に再彫刻いたします。施工場所により価格が変わりますので現場調査をご依頼下さい。
新しく彫刻した家紋の例です。
事例紹介
(プレート工法)
急こう配や階段が多い墓地では墓石を外して運搬する費用が高くなりますので安価に家名を変更したい方に最適なプランです。プレート工法では既存の墓石を外さずに家名を変更することが可能となります。
お墓の文字のペイントを修正する
彫刻された家紋や彫刻文字を見やすくするために白いペンキを塗ることがあります。(黒御影などはペイントが必要なく、見やすいです)
ペンキは住宅等と同様で、年月が経つと紫外線などの影響で劣化し、はがれてくることがあります。
石材にペイントした箇所にペンキの上塗りをするのが簡単な作業となりますが、仕上がりが悪くお勧めしません。一度はがれたペンキは専用の薬剤を使用してなるべくきれいにはがし、再ペイントすると良いでしょう。
事例紹介
既に塗装されたペンキを落としてから家紋や戒名、家名の彫刻部分にペンキを塗りなおします。
※古い墓石や既に塗装された塗料の状態により施工できない場合があります。
丁寧に古い塗料をはがします。
新しい塗料で塗装します。
施工例
case 1
風化でペンキが薄くなって剥離箇所があり、古いペイントは剥がしてから再塗装をしました。
BEFORE
AFTER